2006年10月15日

所有している棋書

自分が所有している棋書を紹介します。
関連:狙ってる棋書
(随時更新します。)

kisyo20061105.JPG

NEWH18.10.14:「マンガ囲碁必勝法」「筋がよくなる 18のヒント」追加
H18. 9.17:「囲碁の初歩の初歩」「小川誠子の石の形を美しく」追加
H18. 8.19:「万波佳奈の囲碁上達ハンドブック」追加

ルール習得用

一人で強くなる囲碁入門―基本を覚えれば上達が早くなる 著:石倉 昇 九段

 入門書マイスター、と勝手に私が呼ぶ、石倉九段による囲碁入門用の書です。
 「一人で強くなる〜」とかって言うと何か寂しいんですが、一人で強くなって早くみんなと打ちましょるんるん的にポジティブに捉えてくださいあせあせ(飛び散る汗)
 ルールのついては個人的にはインタラクティブ囲碁入門などの解説法のほうが好みなのですが、この本ではその先の打ち回し方まで触れられているので、ルール覚えたての初心者を置き去りにすることなく実戦に連れて行ってくれます。(九路はもちろん、十九路までもOK。)
 石倉流簡単格言(「入れさせてください」「入れさせませんよ」(※エロくないです)等)による解説で、囲碁打ち始めの際に必要な感覚が自然と身につきます。


囲碁の初歩の初歩 著:菊池康郎

トップアマ菊池氏の、初心者用ルール解説書です。「囲碁に強くなる本」の妹本に当たります。
他の本ではなかなか説明されていない、「カケ」とか「ノゾキ」「ツキアタリ」などの用語の説明があったので購入してみました。
ルールについて一通り網羅されており、更に上記用語の説明と、そしてまた更に十九路布石、一線のハネツギの実例、サルスベリ、十九路実戦譜などなど、ルールのその先の部分までこの一冊でフォローされています。
(本当に初めてルールを学ぶ人には盛り沢山過ぎやしないかと心配になるほどです。)
特に十九路実戦譜は、青木喜久代プロの少女時代の菊池氏との五子局の解説ですが、当時の青木プロの打った手をほぼ模範とする視点で書かれているところに何と言うか愛情を感じます。




初心者向け

上手な初心者 著:小坂秀二

 非プロ(定年後に囲碁を学び上達した方)による入門書です。
 サブタイトル「ルールブックの次に読む本」の名の通りの一冊と思います。
 全編を通して、初級者Aさんと先生みたいな人との対話形式で書かれており、自分とAさんのレベルが同等であればオーバーラップ感を味わうことが出来ます。
 三々入りされた場合どうしたらいいの??ってレベルの人にジャストフィット(死語)な本です。
 もちろんこの本読んでも自分は未だに三々入りなんて分かんないんですが、確実に読む前より少し自信を持って着手できるようになります。


囲碁に強くなる本 著:菊池康郎

 アマチュアの第一人者、菊池氏による書です。「囲碁の初歩の初歩」の姉本に当たります。
 表紙の絵が強烈に胡散臭いのですが(多分初期版のみ)、やはり初期に気をつけるポイント、囲碁を打つための強くなる心構え等が満載です。



初級者向け

石倉昇のこれでOK初級突破法〈基礎編〉 著:石倉 昇
石倉昇のこれでOK初級突破法〈応用編〉 著:石倉 昇

 マイスター石倉の初級向け棋書です。
 自分ははじめ近所の図書館で基礎編を借りたのですが、やばいくらいの内容充実具合に魅せられ、改めて購入しました。
 初級時に悩む「三々の攻防」「打ち込み対策」が主なテーマで、一つのテーマ図に対してとにかく丁寧に、相手の着手のあらゆるパターンについて検討・解説を行なってます。
 是非自分でも本と同じ図を盤面に並べながらじっくり読み解きたい良書です。


ひと目の詰碁―やさしい問題を反復練習 著:趙治勲
ひと目の手筋―やさしい問題を反復練習 著:趙治勲

 初級時の死活・手筋問題集の決定版です。
 「○級〜△級までの...」とかって謳っている問題集って、「○級」の基準が定まってないので失敗すると全く歯が立たないです。
 恐らくこの問題集が一番の初級レベルですので、初めての問題集はコレ買っとけば問題無しです!
 筋トレ的な、囲碁の基礎練習にはもってこい。忙しい人にも、文庫サイズで携帯しやすく時間の合間にちょちょっと解けるので最適です。


日本棋院新書 よく分かるヨセの基本(進級編) 著:趙治勲

 まるごと一冊ヨセの本です。
 ヨセの部分は初級時は基本を勉強すれば左脳的に強くなれる部分ではないかと個人的に思っています。(もっとも、ヨセの段階に辿り着く前に大差じゃどうしようもないですが...)
 そんな「ヨセの基本」(「両先手○目」とか)を解説しているのがこの本です。
 ネット碁でのランクを少し上げたい方にオススメ。


囲碁未来

日本棋院発行の初級者向け月刊誌です。
内容は、他の囲碁月刊誌と比べたら断然初級者向け。でも自分にとっては誌面の半分くらいは結構充分難し目です。
見方を変えれば、読み続けていれば初段くらいまでは強くなれるかも知れません。
ただし。この雑誌の大きな特徴(?)は、通常の書店じゃ売ってない、ってことです。棋院に近くなければ、定期購読がオススメ。
(しかし、上級者向けのじゃなくって初級者向けの本のが手軽に購入できないって致命的だよな... 頼むで...)


万波佳奈の囲碁上達ハンドブック―誰も教えてくれなかった上達のためのQ&A 著:万波佳奈

スーパーラブリー女流棋聖、万波佳奈三段による、入門書です。
内容はどちらかと言うと囲碁上達の為の心構え的なことがメインです。
この本は精神的な観点から、初級時に必ず当たる壁の解決案が書かれています。「『厚み』重視の考え方が理解できない」「コウの考え方」「捨石するのをためらっちゃう」... そんな段階の方(自分がまさにそうなんですが)には目から鱗的な一冊と思います。
ただし、折角今が旬の女流の本ですが、中身は文字と棋譜のみです。(そりゃ当然と思うんだが、二階堂姉妹の麻雀入門本を立ち読んだら、随所にチャイナドレスコスプレグラビアページが挿入されまくりだったもんでつい...)
余談ですが、とあるイベントで万波女流棋聖と直接お話しする機会があったのですが、気立ての良さ全開でした。多分大学で同じ部活だったら付き合ってたな。(完全妄想)


NHK囲碁シリーズ 小川誠子の石の形を美しく 著:小川誠子

このNHK囲碁シリーズの本にはいつも目を付けているので、古本屋で発見して即買いしました。
(棋書買えば上達するような錯覚に陥ってる気がする...)
千両マガリ・梅鉢等の好形、アキ三角・陣笠等の愚形を形で覚えれば、難しい理論無しに感覚的に強くなるかな、と思って目を付けていました。(当然読むだけで強くなるなんてそんな旨い話は無いとは思いますが...でも、形の美しさは足の速さ、眼形の作りやすさに繋がるんじゃないかな、と思います。)
読んでみて、特に前半部分はその「働きの良い形」について書かれています。
後半はちょっと趣が変わって、形は形ですが、布石、死に形・生き形について述べられています。
女流棋士の著書ということも相まって、なんか茶道とか薙刀とかみたく女性の凛とした強さ、みたいな感じでカッコイイです。


NEW(H18.10.14 追加)
ことわざ・格言で強くなる!! マンガ囲碁必勝法  著:藤井ひろし

今まで痩せ我慢してましたが、やっぱマンガは分かりやすい!
内容は、有名な囲碁格言(例:「二目の頭は見ずにハネよ」「一間トビに悪手なし」など)をテーマに、先生的キャラ、物分かりのいい女の子キャラ、物分かりの悪い男の子キャラの3人がその説明をする王道パターンです。
マンガということで表現が幼稚で大人が読むにはちょっとアレかな...という先入観を持ちがちですが、全然そんなこと無く、平易な日本語を使ってあり大人にも非常に分かりやすい。(あと、笑いの傾向もちょっとビターで大人な感じ。)それでいて内容的には、かなり深く突っ込んで本格的なことが書いてあります。
(同じ15級なら、7歳だろうが60歳だろうが棋力は一緒ですからね。とすると強いお子さんたちは有段者用のアノ固そうな棋書を読むしかないのだろうか?と思うとちょっと可哀想ですね。)
このシリーズで囲碁の入門書(他に将棋やチェスの入門書も出ている)と、一冊掛けて二眼や中手などの概念を説明してる「死活編」もあるので、そっちも手に入れてみたいです。
(そう考えるとやはりどうしても「マンガ ヒカルの囲碁入門」をブーム時に作られなかったことが残念でならない...)



中・上級者向け(自分じゃまだ歯が立たないもの)

侵略のテクニック―即効上達シリーズ〈1〉

 対局で、単に地を囲いあうだけの碁になっちゃうのがカッコ悪くって買ってみた本ですが、理解できたのははじめのほうの数問だけでした。


囲碁頭の体操 詰むや詰まざるや

 知人からもらった詰碁の本ですが、歯が立ちませんでした。
 ただこの本、通常の詰碁は「黒先白死」などと結論が示されてますが、それが示されておらず(黒先だけど手抜きで既に白死、などの問題もある)、凄い実戦的です。
 もうちょい簡単な問題で、同じ形式の本があれば即買いなんですが...


NEW(H18.10.14 追加)
碁スーパーブックス8 筋がよくなる 18のヒント 著:日本棋院

以前ブック○フで買ってた本ですが、買っていたことすら忘れていた本です。
内容は、18個の格言的短文(「狭いところを裂く」「川は流れる」「本手の味」など、見て内容が分かるもの、分からないもの両方あり)に従い、
強くなるヒント、気を付けるべきポイントを解説しています。
自分の今の力には見合わないからなのかもしれませんが、ちょっと説明が淡白かな?と思うところもありましたが、ステップアップのためのエッセンスが味わえたような気がします。


囲碁周辺書籍

名人 著:川端康成

 文学作品です。
 本因坊秀哉 名人 対 木谷 實 七段(作品中は大竹七段となっている)の実際の対局をモチーフに書かれた作品。
 どれくらい創作要素が入っているのかは不明ですが、川端康成は実際のこの対局の観戦記を書いており(当時の新聞に載った実物が日本棋院の資料館にあったな)、古典から近代への移り変わりの象徴を描いた実録的な作品になっています。


ヒカルの碁 1〜23巻 原作:ほったゆみ 画:小畑 健

 もう敢えて説明はしません。


ヒカルの碁勝利学 著:石倉 昇

 「磯野家の謎」的な謎本ではなくて、マンガ「ヒカルの碁」を通して(ちょっと前の)現在の囲碁界を紹介した本。
 恐らく囲碁をやらないヒカ碁ファンが売ったと思われる新品同様状態でブックオフにてゲット。
 ヒカ碁を読んで、実際の囲碁に興味を持った人にはすごいオススメ。実際の囲碁界に興味が出ます。


囲碁の人ってどんなヒト?―観戦記者の棋界漫遊記

 現役観戦記者による、現在の囲碁界の紹介本。
 囲碁界ミーハーな人(今の日本じゃ少数民族でしょうが)には堪らない逸品です。


物語り 囲碁英傑伝 著:田村竜騎兵

 こちらは江戸時代の碁界の人物を紹介する本です。
 ヒカ碁から入ったら本因坊家は秀策しか知らないし、他の三つの四家元も知らない訳なんですが、この本ではヒカ碁に出てこない古典での重要人物を知ることが出来ます。本因坊道策、幻庵因碩など。
 読み物としてももちろんすごい面白いです。
 ただ、人物の名前が似てて混乱してくるのが日本史の勉強みたいでちょっと欝です。
タグ:囲碁 棋書
posted by curren at 19:11| Comment(0) | TrackBack(5) | まとめ - 棋書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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